旅人の枕木交換機KHR-106A君のお引越し

 今回は幸運な旅を続けてきたとあるモーターカー君のお話。
昨日は蒲原鉄道廃止時に譲り受け、遠く岡山で保存されたきた枕木交換機KHRー106Aに新しいお引越し先が見つかり輸送を行いました。

去年の静態保存中の姿。

自走で貨物側線に移動し、輸送に向けて待機中。
片上鉄道の車両達ともお別れです。

「お迎えにあがりました。」

釣り具を通します。綺麗に吊れるか。

見事ふわりと持ち上がりました。

「おぉぉ?俺はどうなるのか?」
またしても吊られて、KHR君眠そうです。

ついでに三番線の裏にある微妙に使えない信号機も撤去します。
現役時代からこの場所にあったそう。
一旦ばらして組み立てなおしましょう。
・・・。中々抜けない。

長年の蔦が絡まり、抜けませんね。除去。

基礎ごとズボッと抜きました。
整備の上活用しましょう。

鉱山公園、片鉄保存会の皆でKHR君をお見送り。

「いざ参らん」

昼飯休憩 

新潟から遠く離れて岡山へそして更に西へ。
「俺は何処まで連れていかれるんじゃ~」

到着ですよ。

おぉ?線路があるじゃないか。

同じく吊っていきます。

無事安置。
「ここは何処じゃ~?」

新しいお仲間キハ28君です。
と言うことでKHRは広島県の可部線加計駅跡で活動されているキハ28保存会さんへ引き取られることになりました。
長い間本車両の保存、輸送に携わられた皆様本当にお疲れ様でした。これからも末永く活躍することを祈っております。
わが国で現存最古級のマクラギ更換機 「KHR-106A 」
 マクラギ更換機「KHR-106A」とは
 マクラギは、レールの位置と軌間を一定に保ち、列車の荷重と圧力を、道床などに広く分散させる役割があります。このため、マクラギ更換作業は、列車を安全に走行させるために最も重要な保線作業のひとつです。その作業は、鉄道の創業期以来、人力によって行われてきましたが、1964(昭和39)年に熊谷組によって、マクラギ更換作業の機械化を実現する「マクラギ更換機」が開発されました。これにより、多大な労力により実施されていた古マクラギの撤去と新マクラギの挿入が、安全かつ省力的に実施できるようになりました。
 マクラギ更換機は、KHR-106に始まり、その後106A、106B、106C、106C1、106C、106Dの各形式が誕生して活躍しました。これらは長年にわたる活躍の末、その多くが後進に道を譲って姿を消してゆき、2006年現在では、唯一原型をとどめて現存しているのが、このKHR-106Aの本機となっています。
 KHR-106Aは、1968(昭和43)年に製造され、国鉄で活躍ののち、新潟県の蒲原鉄道に譲渡されて活躍を続けました。1999(平成11)年10月に蒲原鉄道が廃止となってからは、ボランティア有志の方と手を携えて「ふるさと鉄道保存協会」が譲受し、岡山県の柵原ふれあい鉱山公園で「旧柵原町と美咲町」「片上鉄道保存会」の協力で保存されてきました2008年に広島県の「キハ28保存会」が譲受し現在に到ります。
 縁の下の力持ちである保線車両は、華やかさな存在ではなく、趣味的に関心を示されることも少なくため、保線車両が保存されるケースは少数に留まっているのが現状です。本機は幸運にも、その価値を理解した方々の善意と熱意により今日まで残されてきました。
 本機の果たした役割は、労働環境を改善するなど重要なものがあり、かつ同シリーズの中で現存する唯一の存在であるなど、その価値は高いものと考えられます。
KHR-106Aの諸元
全長5700mm
全幅2600mm
全高2800mm
自重9t
PS KHRについてはこれまでの経緯などぼちぼちブログで書いていきますね。

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旅人の枕木交換機KHR-106A君のお引越し への1件のコメント

  1. かどちゃん より:

    そうでしたか・・・!
    皆様、お疲れさまでした。
    最近(以前から?)は、遠方は、行けてません。
     (空き時間が無く、最長でも日帰りになる為)
    短い空き時間(仕事の合間)に、模型造りを・・・。
    昨日、キハ04を購入しました。
    ただ、手持ちの動力(TM-04)は、台車間60mmしか無く、断念。70mmの動力を探してから、再挑戦してみます。