百済の古都扶余へ

少し夏休みを頂きました。

韓国・・・、日本とは色々あるようですが、国と国のことは置いといて、

日本とは古代から深い繋がりがあり、影響を与え合い、時に手を取り合い、時に争う、濃厚な歴史を重ねてきた兄弟であろうかと思います。

韓国の歴史で私が特に深く興味があるのは 百済 の存在です。百済は紀元前後から660年まで朝鮮半島で勃興した国家で、特に日本と深い関係にあった国で、その滅亡も日本が支援した白村江の戦いで日本百済連合と唐新羅連合との決戦で百済が消滅するという深い因縁のある国家です。

滅びてしまった国という想像を掻き立てられる魅力もさることながら、その建築や仏像など様々な部分で柔和な造詣や設計は日本人の思想や世界観に非常に近い気がします。

憧れの国、百済、その首都であった扶余を訪ねました。

扶余は現在は田舎町でありながら少しずつ観光化が進んでいます。

 

百済歴史再現団地 を訪ねました。

まずは古い百済を再現した集落を訪ねます。

古代の朝鮮半島でも稲作とクニ作りが始まりました。日本と同じ竪穴式住居や高床式倉庫に高楼を備え、環濠で囲った環濠集落が沢山できました。

日本とまったく同じ風景がリアルに再現されていました。

吉野ヶ里遺跡にも同様な物が発掘されています。

魏志倭人伝にいう「宮室・楼観・城柵、厳かに設け、常に人あり、兵を持して守衛す。」

こんな感じだったんかな。

時代は進み、木造建築は進化をしていきます。

ここらの無塗装の古代建築は日本人には馴染みのある光景で何故か安心します。

百済歴代の古墳も移設復元されています。

大宰府、筑紫野周辺も小さな古墳が一杯あって、小学校の頃肝試しで良く入ったもんです。^^

死んだら葬式はいらんから、古墳に埋葬してもらいたい。

メインの建物は正面に鎮座する。百済扶余の宮殿。

朱雀大路正面の政庁、背景に山を持ち非常時の城、東側に寺を持つ。

あぁ・・。この風景は大宰府そのものじゃないだろうか。

勝手な私説だけど、大宰府のモデルって扶余だったんじゃないだろうか?百済から亡命した技術者達が扶余をモデルに大宰府を造ったんじゃないかと。

日本の教科書には日本発の都城は藤原京、平城京が唐の長安をモデルに造られたとあるけど、大宰府の成立はもっと古くて、そのモデルは百済だったんじゃないかなと。

そんなことを考える光景。

正面の政庁。まぶしいぐらいの極彩色。

エンタシスの柱、朱の極彩色。法隆寺の建造時もこうだったのでしょう。

復元のレベルも非常に高く、すべて木を使い、忠実だと思われる復元が行われている。

政庁のあとは東側の寺院へ。

寺院の門の守護仏は、どこか可愛い表情。

五重塔。しばし見とれる美しさ。

金堂。

正面に塔、後方に金堂の日本でいう四天王寺式配置。

百済の標準配置であったとのこと。

マネキンで百済の至宝である香炉の製作過程を展示していました。

百済の人達のまじめな気質を感じます。

寺院内では琴の演奏が行われ、良い雰囲気でした。

 

ここ、良い。周辺には大学や研究施設、博物館が併設され、それだけでなくリゾートホテルやショッピングセンターもあって一大観光地になっています。

 

はずかしながらマニアの勝手な「何々して欲しい」だけど

このレベルで大宰府政庁、観世音寺、大野城、水城を復元したら日本の一大観光地に出来るんじゃないかな。

九州国立博物館も良いけどね。箱は所詮箱でしかなくて、箱を飛び出して、街の風景として、回遊できる大宰府の街全体を博物館にしてしまう。遊びも一杯あって良い。そこにビジネスが生まれ、九州や日本の価値をあげる事になるのではないか。

韓国は兄弟であり、ライバルでもある。百済と倭国の先例に習い良いものはどんどん取り入れたら良いと思う。

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百済の古都扶余へ への3件のコメント

  1. arichan より:

    いい安息日ですね!扶余には行ったことが無いから行ってみたくなりました^^
    素敵なリポートをありがとう。

    • てっしぃ より:

      >>arichanさん
      先日はありがとうございました。
      社長からお祝いにチケットを頂いていたので釜山まで行ってきました。
      またチョコチョコ韓国行きたいですね。

  2. arichan より:

    遅ればせながら本日うちのオクサンが見て大感激しています。コメント、写真の撮り方、所感にいたるまで素晴らしい!と。
    才能の発露に感動したそうですよ^^
    是が非でも扶余に行きたいそうです。伽耶琴の演奏はとりわけ見たい聞きたい感動したいらしい。

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